羽後国由利郡村誌(読み)うごのくにゆりぐんそんし

日本歴史地名大系 「羽後国由利郡村誌」の解説

羽後国由利郡村誌
うごのくにゆりぐんそんし

一四巻 秋田県編 明治一三年刊

分類 地誌

原本 県立秋田図書館

解説 明治前期の開明的県令として知られる石田英吉が、各郡に命じて編纂させた地誌。現在所在の明らかなものは由利郡村誌と雄勝郡村誌の二郡のみ。郡内各村々ごとに、沿革・境界・里程・地勢・地味・税地・大字貢租戸数・人口・牛馬数・舟車数・山・川・用水堰・森林湖沼・道路・港・社寺・学校・町村会所・郵便局・古跡・物産民業などについて記述。明治一〇年代の村々の状況を知る貴重な史料である。城下町は除かれている。

活字本 みしま書房刊

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android