填め込む(読み)はめこむ

精選版 日本国語大辞典 「填め込む」の意味・読み・例文・類語

はめ‐こ・む【填込・嵌込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 隙間のある部分にぴったりと合わせ入れる。また、ある型、範囲などに合わせて押しこむ。はめて押しこむ。はめいる。
    1. [初出の実例]「詰開(つめびら)きの演説紋切形填詞(ハメコ)み」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)
    2. 「透し彫のやうに篏(ハ)め込(コ)まれた厚い格子の中を」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一〇)
  3. 策略をめぐらすなどして、おとし入れる。だましこむ。
    1. [初出の実例]「夫れぢゃア妾まで一杯箝(ハメ)込んだんだ」(出典:落語・三枚起誓(1894)〈四代目橘家円喬〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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