壇場(読み)ダンジョウ

デジタル大辞泉 「壇場」の意味・読み・例文・類語

だん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【壇場】

修法壇戒壇などの壇を設けてある場所

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精選版 日本国語大辞典 「壇場」の意味・読み・例文・類語

だん‐じょう‥ヂャウ【壇場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 修法壇や戒壇などの壇を設けてある場所。
    1. [初出の実例]「今此寺地勢沙泥不壇場」(出典三代格・二‐天長元年(824)九月二七日)
    2. [その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕
  3. 活躍する場。
    1. [初出の実例]「諸体諸風漸く種多く泣菫晶子(あきこ)諸家各得意の壇場を占むるに至りたるも」(出典:比興詩を論ず(1905)〈角田浩々歌客〉六)

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普及版 字通 「壇場」の読み・字形・画数・意味

【壇場】だんじよう(ぢやう)

式典の場所。〔史記、淮陰侯伝〕何曰く、王、素(もと)より慢にして禮無し。今大將を拜(任命)すること、小兒を呼ぶが如きのみ。~王必ず之れを拜せんと欲せば、良日を擇び、齋戒して壇場を設け、禮を(そな)へて乃ち可ならんのみと。

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