声技(読み)コエワザ

デジタル大辞泉 「声技」の意味・読み・例文・類語

こえ‐わざ〔こゑ‐〕【声技】

声を使って演じるもの。歌謡語り物など。
「―の悲しきことは、我が身崩かくれぬる後、留まる事の無きなり」〈梁塵秘抄口伝・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「声技」の意味・読み・例文・類語

こえ‐わざこゑ‥【声技】

  1. 〘 名詞 〙 音声を使って演じるわざ。謡曲、語り物などのわざ。
    1. [初出の実例]「こゑわざのかなしきことは、わが身かくれぬるのち、とどまる事のなきなり」(出典:梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇)

こわ‐わざ【声技】

  1. 〘 名詞 〙 声を用いてするわざ。謡曲、語り物などのわざ。こえわざ。
    1. [初出の実例]「こはわざ、骨わざ、力わざ、尽くさぬ事こそなかりけれ」(出典:酒食論(室町))

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