声技(読み)こえわざ

精選版 日本国語大辞典 「声技」の意味・読み・例文・類語

こえ‐わざ こゑ‥【声技】

〘名〙 音声を使って演じるわざ。謡曲語り物などのわざ。
梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇「こゑわざのかなしきことは、わが身かくれぬるのち、とどまる事のなきなり」

こわ‐わざ【声技】

〘名〙 声を用いてするわざ。謡曲、語り物などのわざ。こえわざ。
※酒食論(室町)「こはわざ、骨わざ、力わざ、尽くさぬ事こそなかりけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「声技」の意味・読み・例文・類語

こえ‐わざ〔こゑ‐〕【声技】

声を使って演じるもの。歌謡や語り物など。
「―の悲しきことは、我が身崩かくれぬる後、留まる事の無きなり」〈梁塵秘抄口伝・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「声技」の読み・字形・画数・意味

【声技】せいぎ

声伎

字通「声」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android