コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

 こえ voice

翻訳|voice

9件 の用語解説(声の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


こえ
voice

ヒトまたは動物の発声器から出る音をいう。昆虫類のように,翅,肢などに特殊な発音装置をもつ場合もあるが,両生類以上では,喉頭にある特殊器官で声を出す。ヒトの発声器官は,喉頭の中央部にある声帯で,これは弾力性のある1対の筋性のひだである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こえ〔こゑ〕【声】

人や動物が発声器官を使って出す音。のどから口を通って出る音。「女性の」「猫の鳴く
言葉の発し方。語調。アクセント。「が荒くなる」「なまりのある」「やさしい
虫が、羽や足をこすり合わせて出す音。「スズムシの
物がぶつかったり、すれたり、落ちたりするときに振動して発する音。「鐘の」「風の
神仏などが人に告げる言葉。「神の」「天の
人々の考え・意見。また、風評やうわさ。「読者の」「政府を非難するが高まる」「外資系企業参入の
(多く「…のこえを聞く」の形で用いる)年月や季節の、それとわかる感じ。けはい。「五〇のを聞く」「一二月のを聞く」
音声学で、声帯の振動を伴った呼気。有声音。
古く、訓に対して、漢字の音(おん)。
「ひとたびは訓(くに)、ひとたびは―に読ませ給ひて」〈宇津保・蔵開中〉
[下接語]秋の声陰の声鬨(とき)の声一声(ごえ)歌声産声裏声売り声潤み声大声おろおろ声掛け声風(かざ)声金切り声雷声嗄(か)れ声甲(かん)声寒声癇(かん)声甲張(かんば)り声くぐもり声曇り声化粧声声声小声籠(こも)り声叫び声指し声寂(さび)声塩辛声地声忍び声湿り声嗄(しゃが)れ声白(しら)声尻(しり)声嗄(しわが)れ声制し声高声訛(だみ)声作り声胴間(どうま)声尖(とが)り声どす声どら声泣き声鳴き声涙声猫撫(な)で声寝惚(ねぼ)け声馬鹿声初声鼻声話し声人声含み声震え声や声矢声呼び声読み声笑い声割り声破(わ)れ声

しょう〔シヤウ〕【声】

こえ。また、言葉。
漢字や日本語のアクセント。また、それを示すために漢字やかなの四隅などに打つ点。→四声(しせい)声点(しょうてん)
発音の強弱・高低。抑揚。
「文字(もんじ)の―を分かつ事」〈花鏡

せい【声〔聲〕】[漢字項目]

[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]こえ こわ
学習漢字]2年
〈セイ〉
人や動物が出すこえ。「声楽声帯声量音声歓声奇声吟声混声嘆声鳥声肉声発声美声
物の発する響き。「雨声秋声銃声鐘声水声風声
音曲のふし。調子。音階。「声部五声和声
言葉。言葉を出す。「声援声明
評判。名誉。「声価声誉名声
漢字の音。また、その調子。「形声四声
〈ショウ〉
こえ。「大音声
言葉。「声明(しょうみょう)
漢字の四声。「去声上声
〈こえ(ごえ)〉「産声裏声鼻声
〈こわ〉「声色声高声音(こわね)
[名のり]おと・かた・ちか・な・もり

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

声【こえ】

音声とも。肺からの呼気が喉頭(こうとう)の声帯の間(声門)を通過する際に振動を与えられ,咽頭(いんとう),口腔,鼻腔において調音される。母音子音からなる。子音には声帯の運動を伴わない音もある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こえ【声 voice】

脊椎動物が呼吸気を利用して発声器官を振動させて生じる音。このような音を発することを発声phonationという。発声は起源においては生殖と密接な関連があり,これが動物の集団生活において,仲間どうしの合図や,他に対する威嚇に用いられるようになるが,さらに高等動物では意志や感情の表現に用いられ,人間では言語音の発生となって,複雑な精神内容の表現も可能となっている。しかし,男女の声の違いや,二次性徴での〈声変り〉現象は,声の起源が生殖と密接な関連をもっていることを物語っている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こえ【声】

人間や動物が発声器官を使って出す音。虫の場合は羽などを使って出す音。 「 -を出して本を読む」 「虫の-」
(生き物に見立てていう)物の立てる音。 「風の-」 「鐘の-」 「雪の解けて筧を伝ふの-/不二の高根 麗水
言葉にして表した考えや気持ち。 「読者の-」 「非難の-」 「国民の-を聞く」
あることが近づく気配。 「秋の-」
漢字の音おん。 「初めは-に読む、後には訓よみに誦す/今昔 12
言葉の調子。 「 -などほとほとうちゆがみぬべく/源氏 東屋

しょう【声】

〔呉音〕
こえ。ことば。
漢字音や日本語のアクセント。 → 四声しせい
発音の高低と強弱。 「節訛りは、てにはの仮名の字の-なり/花鏡」
声点しようてん

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


こえ
voice

発声器官から出る音をいい、喉頭(こうとう)の中にある左右1対の声帯を呼気によって振動させたときに発生する音が声の音源となる。この音を喉頭原音という。これはほとんど響きのない雑音に近い音である。この音が、声帯の上下につながっている気管、肺、喉頭の内腔(ないくう)、咽頭(いんとう)、鼻腔、口腔などの管腔(音声付属管腔)の形の変化によって修飾され、日常聞かれるような声となる。このようにして発生した声を、舌、口唇、口蓋(こうがい)、口腔など(発語器官あるいは構音器官)の形を変化させることにより言語をつくりだす。これを構音あるいは調音という。すなわち、声は言語の基礎となるものであり、声の障害(音声障害)と言語の障害(言語障害)あるいは構音障害とは、それぞれ明らかに区別できる。
 声の大きさは主として呼気量と呼気圧の多少によって決まるが、肺活量にも関係がある。声の高さは声帯の振動数によって決まるので、声帯の長さ、弾力性、緊張度などを変化させることによってある程度調整することができる。声帯の長さは輪状甲状軟骨の働きによって変化させることはできるが、年齢、性、体格と関係が深い。小児や女性の声は高く、男性の声は低い。ある人が出すことのできる最高の音の高さと最低の音の高さの幅を、その人の声域という。幼児の声域はきわめて狭いが、年齢とともに声域の幅がしだいに広くなり、声変わりの時期がすむと声域は約2オクターブになる。日常の会話に使用している声の高さを話声位といい、普通はその人の声域の下限より数音高くなっている。人が発声しているとき、自分の声を自分で聞いて声の大きさや高さをある程度、無意識的にコントロールしており、これを声のフィードバックという。録音した自分の声は、自分がいつも聞いている声と違って聞こえる。これは、自分の声は骨伝導音としても聞いているためである。一方、音色は、それぞれの人がもっている音声付属管腔の形、大きさ、管腔壁の性質などに大きく依存しているので、声を聞けばだれの声であるかを判別することができる。
 人が出すことのできる声の高さは80ヘルツから1280ヘルツの4オクターブに及んでいる。その人が歌を歌うときに使用する声の高さ(歌声位)と音色から声種を区別することができる。一般に男声をバス、バリトン、テノール、女声をアルト、メゾソプラノ、ソプラノに分けている。一方、声の出し方から声区を分けることがある。低い声からしだいに高いほうに向かって声の調子をあげていくと、初めは力強くて音色に富み、胸に響くように感じる声が、ある高さ以上になると声色が変わり、弱くて頭に響くように感じる声となる。この低音のほうの声を胸声(きょうせい)あるいは地声(じごえ)、高音のほうを頭声(とうせい)あるいは裏声(うらごえ)という。これらの声の属する範囲をそれぞれ胸声区、頭声区とよぶ。また、両声区の中間の移行部を中声区という。音域的には頭声と同じであるが、音色がやや異なる仮声(かせい)を区別する人もある。胸声区から中声区を経て頭声区に移行するとき、普通は音色が急に変わるのが目だつが、習熟した声楽家はその移行が円滑である。これを声区の均等化という。胸声は胸に、頭声は頭に共鳴する声と古くから考えられてきたが、どちらの声もいずれも胸にも頭にも共鳴していることが現在ではわかっている。これらの声の違いは発声機構の違いによるもので、声帯が胸声区では厚くて太く、全体として振動するのに対して、頭声区では薄くなって辺縁部だけが振動しているにすぎない。また、音響学的には胸声は部分音に富んでいるが、頭声は部分音が少なく、サイン波(正弦波)に近い。喉頭は、高い声を出すときは上のほうに、低い声を出すときは下のほうに動くが、習熟した声楽家は喉頭の緊張が少なく、その喉頭の位置を発声の零点という。歌唱で発声中の呼気を円滑に出すため横隔膜を支えとした呼気の使用を呼吸保持という。一方、声の出し始めを起声といい、気息起声、軟起声、硬起声、圧迫起声が区別されている。
 なお、音声の個人識別については「声紋」、音声の科学については「音声学」の項目をそれぞれ参照されたい。[河村正三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のの言及

【発音器官】より

…動物がコミュニケーションの手段として音響を発することを発音または発声phonationといい,これにかかわる器官を発音器官と呼ぶ。胸びれの摩擦やうきぶくろの隔膜で音を出すギギやホウボウなどのまれな例外を除けば,発音機能をもつ動物の大部分は陸生の脊椎動物と昆虫類である。…

※「声」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

声の関連キーワードネガポジぐたぐたぐらぐらごちゃごちゃだぼだぼでこでこびたびたひょろりぽこぽこ

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

声の関連情報