売上原価率(読み)ウリアゲゲンカリツ(その他表記)ratio of cost of sales

デジタル大辞泉 「売上原価率」の意味・読み・例文・類語

うりあげ‐げんかりつ【売上原価率】

売上高に占める売上原価割合。売上原価率が高いほど、粗利益率(売上総利益率)は低く、収益性や競争力が低いと判断される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「売上原価率」の意味・わかりやすい解説

売上原価率
うりあげげんかりつ
ratio of cost of sales

特定期間における売上原価と売上高との割合のことで,比率の低いほど良好な成績を示す。1-売上原価率=売上高総利益率で示されるように,売上高総利益率とは表裏の関係にあり,両者は同じ問題を分析するものといえる。しかし製造業の場合は売上原価率によって分析する方が多く,それは製造業では売上原価の内容が材料費,労務費経費といった製造原価によって構成されており,生産活動の合理化による製造原価の引下げが会社の収益性を高める重要な要素であるため,原価率の動向に大きな関心が向けられるからである。

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