労務費(読み)ロウムヒ

デジタル大辞泉 「労務費」の意味・読み・例文・類語

ろうむ‐ひ〔ラウム‐〕【労務費】

製造原価うち労働力を消費することによって発生する原価従業員に支払う給与法定福利費教育訓練費などの合計

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

人材マネジメント用語集 「労務費」の解説

労務費

・Labor cost
・企業内の各種費用(コスト)の中で人材を雇用することによって発生する費用(コスト)を包含したもの。
所定内賃金所定外賃金賞与法定福利法定外福利などの合計を言う。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の労務費の言及

【経費】より


[会計学]
 製品の製造原価を構成する原価要素で,材料費,労務費以外のものを経費expenseという。製品の製造に際しては,製品の素材や部品などの材料や製造のためになんらかの形で費やされる労働用役のほか,工場や設備の減価償却費,保険料,修理費,電力料,賃借料,旅費交通費などの諸種の費用が必要である。…

【原価】より


[価格決定・期間損益計算用の原価]
 原価計算は,製品の売価決定のために,実際に要した製造原価を発見する技法として発足したので,価格決定および期間損益計算のための分類が,原価の基礎的分類となっている。(1)まず原価はその発生形態によって分類すると,材料費(物品を消費することによって発生する原価),労務費(労働力の消費によって発生する原価),経費(物品,労働力以外の資源の消費によって発生する原価)に分類される。(2)原価を製品との関連で分類すれば,その発生が製品に直接に後づけられる原価を直接費,後づけられない原価を間接費という(〈直接費・間接費〉の項参照)。…

※「労務費」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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