壷草(読み)つぼくさ

精選版 日本国語大辞典 「壷草」の意味・読み・例文・類語

つぼ‐くさ【坪草・壺草】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つぼぐさ」とも )
  2. 庭の装飾のために植える草。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  3. セリ科の多年草。関東以西の原野路傍に生える。茎は地上をはい、節ごとに根が出る。葉は対生し、径約三センチメートルの円状腎臓形、縁に鈍鋸歯があり、長柄を持つ。夏、各々の葉腋から短柄を出し、ごく小さな紅色の五弁花を二~五個ずつつける。果実は径約三ミリメートルの扁平な球形。漢名に積雪草を当てる。くつくさ。〔大和本草(1709)〕
  4. 植物「かきどおし(垣通)」の異名。〔本草和名(918頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 垣通

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android