垣通(読み)カキドオシ

デジタル大辞泉 「垣通」の意味・読み・例文・類語

かき‐どおし〔‐どほし〕【垣通】

シソ科蔓性つるせい多年草。路傍に生え、茎は四角柱。葉は円形。春から盛夏まで、紫色唇形の花が咲き続け、花が終わると茎は地に伏して蔓となり非常な勢いで伸びる。全草を漢方連銭草といい、糖尿病胆石薬用小児かんにもよいという。疳取草かんとりそう 春》

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精選版 日本国語大辞典 「垣通」の意味・読み・例文・類語

かき‐どおし‥どほし【垣通】

  1. 〘 名詞 〙 シソ科のつる性の多年草。各地の野原や道ばたに生える。茎は四角柱状で、初め直立し、高さ五~二五センチメートル、のちに倒れて地上を長くはう。全体に粗毛が生え、茎、葉ともに香気がある。葉は長柄を持ち対生し、腎臓状円形で縁ににぶい鋸歯(きょし)がある。春、葉腋(ようえき)に長さ約二センチメートルの淡紫色の唇形花を一~三個つける。煎じた茎葉は子供の疳(かん)を治す疳取草(かんとりそう)とも呼ばれる。漢名、馬蹄草。かんきりぐさ。連銭草。積雪草。《 季語・春 》 〔文明本節用集(室町中)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「垣通」の解説

垣通 (カキドオシ)

学名Glechoma hederacea subsp.grandis
植物。シソ科のつる性多年草,園芸植物,薬用植物

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