日本歴史地名大系 「壺笠山城跡」の解説 壺笠山城跡つぼかさやまじようあと 滋賀県:大津市北部地域上坂本村壺笠山城跡[現在地名]大津市坂本本町 比叡山比叡山系の四明(しめ)岳の南東、四ッ谷(よっや)川の南に位置する壺笠山(四二二・四メートル)に築かれた山城。北の青(あお)山(三九四・九メートル)との鞍部を東西に白鳥(しらとり)越の道が走る。室町後期の景観とされる比叡山古絵図(嘉納家本模写図)には「白鳥山」「白鳥坂」とともに「局カサ山」が描かれる。築城時期は明らかでないが、「信長公記」によると、元亀元年(一五七〇)九月織田信長軍の攻撃を受けて山城から近江に入った浅井長政・朝倉義景の軍が「はちが峰・あほ山・つほ笠山」に陣をとっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by