壺笠山城跡(読み)つぼかさやまじようあと

日本歴史地名大系 「壺笠山城跡」の解説

壺笠山城跡
つぼかさやまじようあと

[現在地名]大津市坂本本町 比叡山

比叡山系の四明しめ岳の南東四ッ谷よっや川の南に位置する壺笠山(四二二・四メートル)に築かれた山城。北のあお(三九四・九メートル)との鞍部を東西白鳥しらとり越の道が走る。室町後期の景観とされる比叡山古絵図(嘉納家本模写図)には「白鳥山」「白鳥坂」とともに「局カサ山」が描かれる。築城時期は明らかでないが、「信長公記」によると、元亀元年(一五七〇)九月織田信長軍の攻撃を受けて山城から近江に入った浅井長政朝倉義景の軍が「はちが峰・あほ山・つほ笠山」に陣をとっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む