夏血栓(読み)なつけっせん

知恵蔵mini 「夏血栓」の解説

夏血栓

夏に起こりやすい脳梗塞心筋梗塞肺塞栓症などの血栓症総称。俗称であり、正式な医学用語ではない。主に寒暖差による血管の急激な収縮によって起こる冬の血栓症とは異なり、夏の血栓症は脱水症状による血液濃度の上昇が主な原因とされる。初期症状倦怠感頭痛めまいなどで、手足のしびれ(脳梗塞)、胸の痛み(心筋梗塞)、呼吸困難(肺塞栓症)といった症状が現れる場合もある。初期症状が熱中症と似ていることから、専門家は、自己判断せず早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。

(2018-7-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む