夕影草(読み)ユウカゲグサ

デジタル大辞泉 「夕影草」の意味・読み・例文・類語

ゆうかげ‐ぐさ〔ゆふかげ‐〕【夕影草/夕陰草】

夕日の光の中に見える草。また、夕方物陰に生えている草。
「我がやどの―の白露ぬがにもとな思ほゆるかも」〈・五九四〉

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精選版 日本国語大辞典 「夕影草」の意味・読み・例文・類語

ゆうかげ‐ぐさゆふかげ‥【夕影草・夕陰草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夕方の光の中に見える草。また、夕方、物かげに生えている草。
    1. [初出の実例]「吾が屋戸の暮陰草(ゆふかげくさ)の白露の消ぬがにもとな思ほゆるかも」(出典万葉集(8C後)四・五九四)
  3. 植物むくげ(木槿)」の異名。〔莫伝抄(室町前)〕
  4. 植物「まつ(松)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「夕影草」の解説

夕影草 (ユウカゲクサ・ユウカゲグサ)

植物。アオイ科の落葉低木・小高木,園芸植物,薬用植物ムクゲ別称

夕影草 (ユウカゲクサ)

植物。マツ科マツ属の常緑高木の総称。マツの別称

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