山川 日本史小辞典 改訂新版 「夕顔棚納涼図屏風」の解説
夕顔棚納涼図屏風
ゆうがおだなのうりょうずびょうぶ
久隅守景(くすみもりかげ)作の二曲屏風。夏の宵,農家の軒先にしつらえられた夕顔棚の下で涼をとる親子のくつろいだ姿を詩情豊かに描く。木下長嘯子(ちょうしょうし)の和歌「夕顔のさける軒端の下すずみ男はててれ(襦袢(じゅばん))女(め)はふたの(腰巻)して」に着想を得ている。紙本淡彩。縦150.6cm,横167.3cm。国宝。東京国立博物館保管。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報