外交戦略的行動(読み)がいこうせんりゃくてきこうどう(その他表記)diplomatic-strategic conduct

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外交戦略的行動」の意味・わかりやすい解説

外交戦略的行動
がいこうせんりゃくてきこうどう
diplomatic-strategic conduct

フランスの政治思想家 R.アロン概念国家間システムにおける国家の対外行動を指す。「外交官」と「軍人」が国家の象徴的役割を担うことからこう呼ばれる。アロンによれば,国際関係論とは,この外交戦略的行動の「歴史的選択の諸条件」を示すこと,すなわち外交官と軍人が戦争状態を特徴とする国際社会において,どれだけ拘束されており,また逆にどれだけ選択の余地があるかを主たる探求対象とする学問である,ということになる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む