外侍(読み)ソトサブライ

デジタル大辞泉 「外侍」の意味・読み・例文・類語

そと‐さぶらい〔‐さぶらひ〕【外侍】

遠侍とおさぶらい」に同じ。
「―には若侍其の数来り集まれり」〈盛衰記・三九〉

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精選版 日本国語大辞典 「外侍」の意味・読み・例文・類語

そと‐さぶらい‥さぶらひ【外侍】

  1. 〘 名詞 〙 武家屋敷で、主殿より離れた中門のわきなどに設けられた番士などの詰める番所。とさぶらい遠侍(とおさぶらい)。⇔内侍(うちさぶらい)
    1. [初出の実例]「外侍(そトさぶらヒ)には若侍其数来集れり」(出典源平盛衰記(14C前)三九)

と‐ざむらい‥ざむらひ【外侍】

  1. 〘 名詞 〙とおさぶらい(遠侍)
    1. [初出の実例]「此内外の番所をさして、内侍、外侍(トザムラヒ)、遠侍など称す」(出典:家屋雑考(1842)四)

と‐さぶらい‥さぶらひ【外侍】

  1. 〘 名詞 〙とおさぶらい(遠侍)
    1. [初出の実例]「外侍(トサフライ)には家の子・郎等、肩をならべ」(出典:高野本平家(13C前)八)

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