外八文字(読み)ソトハチモンジ

デジタル大辞泉 「外八文字」の意味・読み・例文・類語

そと‐はちもんじ【外八文字】

遊女揚屋入りなどのときの歩き方。いったん内側に向けたつま先を外側に開いて歩くこと。→内八文字
弓道で、両足のつま先を外側に約60度開く構え方。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外八文字」の意味・読み・例文・類語

そと‐はちもんじ【外八文字】

  1. 〘 名詞 〙 遊女が郭内を道中するときの歩き方。爪先をまず内側に向け、それから外へ爪先を開いて歩をすすめる歩き方。江戸吉原の遊女が好んでした風。⇔内八文字
    1. [初出の実例]「裙蹴出して外(ソト)八もんじ、肩居(すへ)てひねり腰」(出典浮世草子・新吉原常々草(1689)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android