外国国章損壊等罪(読み)ガイコクコクショウソンカイトウザイ

デジタル大辞泉 「外国国章損壊等罪」の意味・読み・例文・類語

がいこくこくしょうそんかいとう‐ざい〔グワイコクコクシヤウソンクワイトウ‐〕【外国国章損壊等罪】

外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗国章などを損壊除去・汚損する罪。ただし、相手国政府の求めがなければ起訴されない。刑法第92条が禁じ、2年以下の懲役または20万円以下の罰金に処せられる。
[補説]行為対象の外国旗・外国章が自分の所有物であっても罪となる。外国公館競技場などでの掲揚旗や他人の所有する外国旗などの場合は、併せて器物損壊罪などに問われる。ただし、日本の国旗(日章旗)については、自分の所有物である場合、同様の行為を処罰する法はない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android