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外国貿易乗数 がいこくぼうえきじょうすうforeign trade multiplier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外国貿易乗数
がいこくぼうえきじょうすう
foreign trade multiplier

ケインズ経済学では,投資,政府支出などの独立的な需要が1単位増加したとき,国民総生産 GNPが何単位増加するかを「乗数」と呼んでいるが,これを海外部門を含む開放経済に適用したものをいう。たとえば輸出が増加した場合,輸出の増加を dE ,限界貯蓄性向を s ,限界輸入性向を m とすると,GNPの変化分 dY は,dYdE/(sm) と表わされる。通常の乗数と比べると,限界輸入性向が考慮される分だけ乗数が小さくなる。これは増加した需要のうち,輸入によってまかなわれる分は,海外の生産が増加することになる,すなわちそれだけ国民所得からの漏れが大きくなるからである。

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