外国貿易乗数(読み)がいこくぼうえきじょうすう(その他表記)foreign trade multiplier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外国貿易乗数」の意味・わかりやすい解説

外国貿易乗数
がいこくぼうえきじょうすう
foreign trade multiplier

ケインズ経済学では,投資,政府支出などの独立的な需要が1単位増加したとき,国民総生産 GNPが何単位増加するかを「乗数」と呼んでいるが,これを海外部門を含む開放経済に適用したものをいう。たとえば輸出が増加した場合,輸出の増加を dE ,限界貯蓄性向を s ,限界輸入性向を m とすると,GNPの変化分 dY は,dY=dE/(s+m) と表わされる。通常の乗数と比べると,限界輸入性向が考慮される分だけ乗数が小さくなる。これは増加した需要のうち,輸入によってまかなわれる分は,海外の生産が増加することになる,すなわちそれだけ国民所得からの漏れが大きくなるからである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ガラス管球内に入れた高抵抗線に電流を流し,ジュール熱によって高温となり放射する光を利用するもの。抵抗線としてはタングステンが用いられ,その蒸発を防ぐためアルゴンおよび窒素ガスが管内に約 0.7気圧封入...

白熱電球の用語解説を読む