外岡村(読み)そとおかむら

日本歴史地名大系 「外岡村」の解説

外岡村
そとおかむら

[現在地名]山本町外岡

志戸橋野しとばしの西部に位置し、東は志戸橋村、南は金光寺きんこうじ村、北は大内田おおうちだ村・川戸河かわとがわ(現能代市)、西は浅内あさない(現能代市)に接する。金光寺村から能代へ抜ける大間越おおまごし街道が村内を縦断する。

元和三年(一六一七)の差紙(適産調)に、「檜山之内袖岡村新開之事相心得申候 開次第ニ急度披露可有之候」とある。袖岡そでおかは外岡の古名と思われる。「梅津政景日記」元和六年三月一二日条に「外岡ノ橋材木之儀、心得申候由」とあり、七月二二日条には「杉村又左衛門、当年外岡村、長崎村、太内田村、野城町四ケ所ニ、橋かけ候御算用、極申候」とあり、大間越街道の整備が進んでいることを示す。「適産調」に外岡村の差紙主の藤田氏の古書があり、「森岡村ハ金光寺外岡村入本田百拾六石御座候。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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