外法下駄(読み)げほうげた

精選版 日本国語大辞典 「外法下駄」の意味・読み・例文・類語

げほう‐げたゲホフ‥【外法下駄】

  1. 〘 名詞 〙 下駄の一つ。近世宝永・正徳年間(一七〇四‐一六)に流行したもの。表は桐の柾目、樫の丸歯で、赤く塗り、その歯は絶対に脱けることがなかったという。江戸新和泉町忍屋平四郎方で売り役者が多く用いたといわれる。「外法」はその創始者の名ともいう。げほう。
    1. [初出の実例]「和泉(いづみ)町新道に、げほうの足駄(あしだ)作りの上手あり。げほう下駄とて名代なり」(出典随筆・我衣(1825))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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