柾目(読み)まさめ(英語表記)straight grain; radial cut

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  • 柾目/正目

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

木材の木取り一種。製材面の樹幹方向に表われた木理平行になっているもの。年輪直角,またはこれに近く縦断した断面にみられる。伸縮が一様で,不規則にならず,外観が優美であるなどの長所をもつ。木理の粗密によって,糸柾,粗柾 (あらまさ) などと呼ばれる。丸太から柾目材を取ることを,柾目取りという。

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百科事典マイペディアの解説

木材の縦断面に現れる木理が,平行なものまたは真直なものをいう。年輪の直径またはこれに近い面で縦断した断面に現れる。粗密さによって,糸柾,並柾,荒柾などがある。→板目
→関連項目単板木目

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世界大百科事典内の柾目の言及

【桶】より

…一方結桶は鉈で割って作った短冊形の側板を円筒形に並べて竹などの箍(たが)でしめ,底を入れたものである。なおこの場合側板の木取り法には板目取りと柾目取りとがあり,板目取りは丈夫で水も浸透しないため漬物桶や水桶などに用い,柾目取りは目が揃ってきれいなので飯櫃やすし桶,手桶などに用いる。歴史的には曲物桶の方が古く,すでに奈良時代の平城京趾から数多く出土している。…

【日本建築】より

…こうなると,木目や節が建築の一つの意匠として重んじられる。すでに平安時代から鎌倉時代にかけて,柾目(まさめ),板目といった言葉が現れていることからも,古くから木材にひじょうな関心をもっていたことがうかがわれる。 傾斜のある軒の出た屋根は中国系建築の特色であるが,中国の建築にくらべると日本の建築は軒の反上り(そりあがり)が少なく,さらにその軒の出が深い。…

【木材】より


[性質]
 木材は方向性をもった細胞の集りなので,方向によって性質が異なる異方性をもっている。材軸の方向を繊維方向,樹心から放射した方向を放射方向,年輪円に接するような方向を接線方向と呼び,それぞれの方向に直角な面を木口面,板目面,柾目(まさめ)面と呼んでいる。それぞれの面で細胞の配列状態が違うので外観も異なってくる。…

※「柾目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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