外郎つむ(読み)ういろうつむ

精選版 日本国語大辞典 「外郎つむ」の意味・読み・例文・類語

ういろう【外郎】 つむ

  1. 口臭を消すために外郎薬前歯でかむ。相手歓心を得ようとするさまをいい、多く初心の者のやぼったいふるまいとされた。透頂香(とうちんこう)つむ。
    1. [初出の実例]「近くへ寄って物言はばういらうつめとざはめきて」(出典:浄瑠璃・兼好法師物見車(1710頃)四季)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android