夙成(読み)シュクセイ

デジタル大辞泉 「夙成」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐せい【×夙成】

幼時から学業などができあがり、大人びること。早熟。早成。
少年―は、往々才智発達の徴候にあらずして」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「夙成」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐せい【夙成】

  1. 〘 名詞 〙 早くからできあがること。早く大人びること。幼時から学業などが他の人より進み、でき上がっていること。早熟。早成。
    1. [初出の実例]「玳瑁柔毛聰夙成、鼠輩竄跡夜太平」(出典:南海先生文集(1784)一・悼猫)
    2. 「少年夙成(〈注〉ハヤクジョウジュ)は、往々(いくらも)才智発達の徴候(しるし)にあらずして」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐袁術伝〕

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普及版 字通 「夙成」の読み・字形・画数・意味

【夙成】しゆくせい

早くおとなびる。早成。〔後漢書、袁術伝〕(孫)策、~(術に)書を與へて諫めて曰く~聞く、幼にして、夙り。天下未だ其の恩を被らずと雖も、咸(み)な心を歸すと。

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