日本歴史地名大系 「多々名グスク」の解説 多々名グスクたたなぐすく 沖縄県:沖縄島南部具志頭村玻名城村多々名グスク[現在地名]具志頭村玻名城標高約九〇メートルの石灰岩丘陵先端部に位置する。丘陵の北側は断崖で、南は緩傾斜で平地に至る。多田名(たたな)グスク・多良名城とも記される。一三世紀後半―一四世紀初頭に花城按司によって築かれたという伝承があり、当初は花城(はなぐすく)といわれていた。またタダナ城嶽が「琉球国由来記」にみえる。一九八五年(昭和六〇年)に測量と試掘調査が実施された。面積は約一万五〇〇〇平方メートルで南部地域でも有数の規模を誇る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by