多楽湖(読み)くつたらこ

日本歴史地名大系 「多楽湖」の解説

多楽湖
くつたらこ

白老町南西端部の太平洋岸近くにある倶多楽火山のカルデラ湖。綺麗な円形をなし、昭和五三年(一九七八)の国土地理院の測量では面積四・七平方キロ、湖沼周囲八キロ、湖面標高二五八メートル、最大水深一四八メートル、淡水で貧栄養湖。倶多楽火山は第四紀更新世末の約一〇万年前に火山活動を開始し、円錐型成層火山として成長、約四万―五万年前に大規模な軽石・熱雲噴火が発生し、のち山体地下のマグマ欠損のため頂上部が陥没してカルデラ型となった(北海道5万年史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android