多節条虫類(読み)たせつじょうちゅうるい

精選版 日本国語大辞典 「多節条虫類」の意味・読み・例文・類語

たせつ‐じょうちゅうるい‥デウチュウルイ【多節条虫類】

  1. 〘 名詞 〙 扁形動物門条虫綱の一亜綱。体は、頭節と数個または数千個の片節からなる。頭部には付着器官としての吸盤、吸溝、鉤などがある。消化管は退化し、各片節に雌雄生殖器があり、腹面あるいは側縁に開口する。主として脊椎動物の消化管に寄生し、中間宿主草食獣爬虫類両生類魚類甲殻類、貝類などに多い。寄生によって栄養障害のほか、血行障害、黄疸などを引き起こす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「多節条虫類」の解説

多節条虫類

 条虫綱(Cestoda)真正条虫亜綱をいう.サナダムシTaenia属)といわれる寄生虫の属する亜綱.

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