多聞部(読み)たもんぶ(その他表記)Bahuśrutīya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多聞部」の意味・わかりやすい解説

多聞部
たもんぶ
Bahuśrutīya

部派仏教の一つ。釈尊の没後 200年頃,大衆部から分派した。部主が博学であったことから,この名称がつけられたといわれる。『三論玄義』によれば,釈尊在世中にヒマラヤ山中に坐禅していた仙人が,釈尊の入滅を知らずに 200年後に下山し,大衆部の説を浅義とみなし,深義を吟誦して大衆部から分派したという。

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