夜長(読み)ヨナガ

デジタル大辞泉 「夜長」の意味・読み・例文・類語

よ‐なが【夜長】

夜の長いこと。特に、9月・10月ころ、夜が非常に長く感じられること。「秋の夜長 秋》山鳥の枝踏みかゆる―かな/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「夜長」の意味・読み・例文・類語

よ‐なが【夜長・夜永】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 夜が長いこと。また、その頃。長夜。秋の夜にいうことが多い。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「このごろはよながにしめやかにて、夜聞かん。な罷でそ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)
  3. 夜食、特に、大床子(だいしょうじ)御膳おろしを夜食に食うことをいう、女房詞。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「お夜食(ヨナガ)を仕舞てから参じますと」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)

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