大久保忠職(読み)おおくぼ ただもと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大久保忠職」の解説

大久保忠職 おおくぼ-ただもと

1604-1670 江戸時代前期の大名
慶長9年生まれ。大久保忠常長男。慶長16年武蔵(むさし)私市(きさい)藩(埼玉県)藩主大久保家2代となる。美濃(みの)加納藩,播磨(はりま)明石(あかし)藩をへて,慶安2年肥前唐津(からつ)藩(佐賀県)藩主大久保家初代。8万3000石。寛文10年4月19日死去。67歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大久保忠職の言及

【大久保氏】より

…江戸時代の譜代大名。はじめ宇都宮氏,のち宇都,宇津と称し,松平氏に仕えた。宇津忠茂の三男忠員(ただかず)の代に大久保と改める。2代忠世が徳川家康の下で武功をあげ,1590年(天正18)北条氏滅亡後小田原城主(4万5000石)となる。3代忠隣(ただちか)(6万5000石)は将軍秀忠の老中となったが1614年(慶長19)改易。その子忠常は武蔵国騎西2万石を領したが早世しており,孫の忠職は蟄居ののち許されて32年(寛永9)美濃国加納城主(5万石)となり,播磨国明石(7万石),肥前国唐津(8万3000石)に転じた。…

※「大久保忠職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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