大井戸八木遺跡(読み)おおいどやぎいせき

日本歴史地名大系 「大井戸八木遺跡」の解説

大井戸八木遺跡
おおいどやぎいせき

[現在地名]君津市大井戸 台山

小糸こいと川と東京湾岸の沖積平野を望む台地の段丘部に立地する。砂利採集工事に先行して平成元年(一九八九)に九〇〇〇平方メートルを対象とした発掘調査が実施されている。遺跡は古墳二四基からなる大井戸八木古墳群を中心とするが、その下層より弥生時代後期から古墳時代前期の竪穴住居跡と土坑群などが検出されている。弥生時代後期を中心とする土坑は約四五基が群集するが、このうち一号土坑は木棺痕跡を残す木棺墓であり、小銅鐸、四連の銅釧、鉄石英製の管玉を含む多量の玉類を出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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