大人は赤子の心を失わず(読み)タイジンハセキシノココロヲウシナワズ

デジタル大辞泉 「大人は赤子の心を失わず」の意味・読み・例文・類語

大人たいじん赤子せきしこころうしなわず

《「孟子」離婁下から》高徳の人は、赤ん坊のように純粋な心をなくさないでいるということ。また、君主たる者は、赤子を慈しむように民心を大切にするということ。

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精選版 日本国語大辞典 「大人は赤子の心を失わず」の意味・読み・例文・類語

たいじん【大人】 は 赤子(せきし)の心(こころ)を失(うしな)わず

  1. 高徳の人は、幼時純一な心をいつまでも失わず、それをひろめて大きな徳をそなえるようになったのだという意。また、君主たる者は、幼児をいつくしむように民心を大切にするので、いつも民の支持を失わないの意。
    1. [初出の実例]「貞観政要の中に、大人は赤子(セキシ)の心をも失(ウシナ)はずとこそ申したれ」(出典源平盛衰記(14C前)一八)
    2. [その他の文献]〔孟子‐離婁下〕

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