大八郷村(読み)おおはちごうむら

日本歴史地名大系 「大八郷村」の解説

大八郷村
おおはちごうむら

[現在地名]会津本郷町 大八郷

会津盆地南東部、田畑の中に約七〇メートルほど突出したまる(高倉山)がある。その東麓に下野街道が延び、両側に宿場形に集落が並び、村の西を氷玉ひだま川が北流する。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に大八合とあり、高四三三石余。「新編会津風土記」によれば、元和(一六一五―二四)頃までは長橋ながはし村と称し、現在地より西一町にあった。同六年現在地に移って、四・九の日の六斎市の市場としたという。橋爪組に属し、文化一五年(一八一八)の村日記では高二九六石余。化政期の家数二〇(新編会津風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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