最新 地学事典 「大南澳片岩」の解説
ダーナンアオへんがん
大南澳片岩
Danan’ao schist
台湾山脈東部の花蓮北方から台東西方に分布する結晶片岩。中生代の広域変成帯。延長方向に平行な断層で東西に二分され,西部(Yuli帯)は緑泥石帯・黒雲母帯からなり,北限近くに緑れん石角閃岩相や角閃岩相の片麻岩がある。東部(Tailuko帯)は緑泥石帯を主とし,一部にらん閃石片岩を伴う。構造方向は主に延長方向に平行だが,北限近くで急に東に向きを変え,石垣島の変成岩に連なる。Yuli帯は領家帯に,Tailuko帯は三波川帯の延長とする意見(小西健二,1965)や,宮古島との間の宮古凹地で切られて,それ以東にはのびないという見方(黒田吉益ほか,1967)もある。
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

