大君姿(読み)オオキミスガタ

デジタル大辞泉 「大君姿」の意味・読み・例文・類語

おおきみ‐すがた〔おほきみ‐〕【大君姿】

諸王衣冠束帯正装でなく、直衣のうしを着た、くつろいだ姿。
「しどけなき―、いよいよたとへむものなし」〈行幸

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精選版 日本国語大辞典 「大君姿」の意味・読み・例文・類語

おおきみ‐すがたおほきみ‥【大君姿】

  1. 〘 名詞 〙 諸王が、天皇日常の御引直衣(おひきのうし)の姿にならって、正装の袍(ほう)などのかわりに、直衣(のうし)を着てうちとけたかっこうをしていること。
    1. [初出の実例]「みな人はうへのきぬなるに、あざれたるおほきみすがたの、なまめきたるにて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)花宴)

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