大味(読み)オオアジ

デジタル大辞泉 「大味」の意味・読み・例文・類語

おお‐あじ〔おほあぢ〕【大味】

[名・形動]
食物の味にこまやかな風味が感じられないこと。また、そのさま。「料理大味でもの足りない」
物事が大まかできめの細かさが見られず、趣の乏しいこと。また、そのさま。「大味文章」「大味試合運びで敗れる」
[類語]小味

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大味」の意味・読み・例文・類語

おお‐あじおほあぢ【大味】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 食べ物の味に微妙な風味のないこと。転じて、大まかで趣に乏しいさま。⇔小味
    1. [初出の実例]「大あぢでうまうもないぞ」(出典:玉塵抄(1563)四)
    2. 「大味な人柄で」(出典:セルロイドの塔(1959)〈三浦朱門〉三)
  3. 相場で値に幅があって、面白みの多いこと。〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android