日本歴史地名大系 「大園山館跡」の解説 大園山館跡おおぞのやまやかたあと 熊本県:荒尾市一部村大園山館跡[現在地名]荒尾市一部 大園一部地区と増永(ますなが)地区をまたぐ通称大園山(三〇メートル)の南西端部にあり、地元では「大園さんの屋敷」とよぶ。昭和五二年(一九七七)六月から八月に発掘調査が行われた。居館跡は周囲を空堀に囲まれた方形状の平坦地で、東西一一〇メートル・南北五五メートルを測る。平坦地の東側と南側を取囲む空堀は土塁を伴う二重堀で、当遺跡の最も顕著な遺構である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報