大坂金助(読み)オオサカ キンスケ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「大坂金助」の解説

大坂 金助
オオサカ キンスケ


肩書
衆院議員,貴院議員,青森商業会議所会頭

生年月日
弘化2年10月(1845年)

出生地
陸奥国蜆貝村(青森県青森市)

経歴
幼くして両親と死別孤児となる。一時ヤクザの世界に身を置くが、明治5年の青森大火を機に、塩町に貸座敷・大金楼を開業。のち酒造業質屋を開き、15年日本鉄道会社の株を大量に取得。株価高騰で莫大な利益を得、堤川以東の広大な土地を買収、大地主となる。青森商業銀行、青湾貯蓄銀行、青森電燈会社、青森瓦斯会社などを設立し、青森商業会議所会頭となる。一方、青森市議、青森県議、貴院議員、衆院議員も務めた。

没年月日
大正14年3月12日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大坂金助」の解説

大坂金助 おおさか-きんすけ

1845-1925 明治-大正時代実業家,政治家
弘化(こうか)2年10月生まれ。生地青森で酒造業をいとなみ,株などで財をなした。明治27年青森商業銀行を設立,頭取となる。青森電灯社長,青森商業会議所会頭もつとめた。青森県会議員,青森市長をへて,41年衆議院議員(当選2回,政友会)。大正14年3月12日死去。81歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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