大夫子(読み)タユウゴ

デジタル大辞泉 「大夫子」の意味・読み・例文・類語

たゆう‐ご〔タイフ‐〕【夫子】

将来立女形たておやまとなるべき素質のある歌舞伎の年少俳優。たゆうこ。
容貌かたちも人にすぐれて―にもなるべきものと思ひしに」〈浮・胸算用・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「大夫子」の意味・読み・例文・類語

たゆう‐こタイフ‥【大夫子】

  1. 〘 名詞 〙 将来、立女形ともなるべき容色のすぐれた歌舞伎若衆
    1. [初出の実例]「川御座に、太夫子のうしろ髪見ゆると」(出典:浮世草子・男色大鑑(1687)一)

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