日本歴史地名大系 「大宅寺庄」の解説 大宅寺庄おおやけでらのしよう 奈良県:奈良市都南地区今市村大宅寺庄三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に、<資料は省略されています>とある。これによると、大宅寺庄は興福寺大乗院領荘園であり、同院末寺の正暦(しようりやく)寺(現菩提山町)の別院正願院は預所と考えられる。寛喜二年(一二三〇)の正願院仏事用途所当注進状(興福寺文書)の「大宅寺所当支配事」からみると、鎌倉初期にさかのぼりえよう。坊人給分(三箇院家抄)に「同山村分 大宅寺庄下司并別給分 山村郷惣下司」とあり、古市氏一党の山村氏が下司であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by