大安楽寺(読み)だいあんらくじ

日本歴史地名大系 「大安楽寺」の解説

大安楽寺
だいあんらくじ

[現在地名]宇和町伊延

億万年山と号し、臨済宗東福寺派。本尊安養阿弥陀仏。

嘉元年間(一三〇三―〇六)宇都宮永綱が池淵にすむ霊蛇を射殺して往来の害を除いたが、なお害を及ぼすので、嘉暦元年(一三二六)池の半分を埋めて大小の両池を掘り、生蛇のように形を整え、曲木で蛇形を造って水上に臨ませた。池の辺りに精舎を草創して蛇心を截断し、宇都宮氏の家族繁盛のために、二〇〇貫文の地を寄進したのが、安楽寺の起源という。月浦の師東山湛然(聖一国師の弟子)勧請開山とし、月浦は第二世となったが、正慶元年(一三三二)のこととある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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