日本歴史地名大系 「大宮熱田神社」の解説
大宮熱田神社
おおみやあつたじんじや
元禄一〇年(一六九七)松本藩へ提出した村々氏神寺堂書上帳(中沢有斐氏蔵)によると、「あつた大明神、弐間、参間之宮、東向、宮地東西弐町、北南弐町半」とあり、享保九年(一七二四)の「信府統記」は大宮明神、安政二年(一八五五)の安曇筑摩両郡村々明細調書上帳に「大宮熱田大明神」とある。
「長野県町村誌」によると、祭神は日本武尊・天照大神・須佐之男命・宮簀比売命・建稲種命とされている。文禄年代(一五九二―九六)成立の筑摩安曇両郡郷村御朱印御高附に大明神領二石がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報