日本歴史地名大系 「大山古墳群」の解説 大山古墳群おおやまこふんぐん 栃木県:河内郡上三川町大山村大山古墳群[現在地名]上三川町大山大山台地北部にある古墳後期(一部中期か)の古墳群。前方後円墳と推測される五社神社(ごしやじんじや)古墳・新出(しんいで)古墳・長塚(ながつか)古墳・大山瓢箪塚(おおやまひようたんづか)古墳と円墳(無墳状を含む)三八基以上からなり、大別して五群の群集墳を形成する。前方後円墳はいずれも墳丘全長四〇―五〇メートルと推定され、埋葬施設は横穴式石室であったという大山瓢箪塚古墳以外は不明。同墳の石室からは直刀・甲冑・鏃などが出土したという。円墳は各群中に径三〇メートル級・二〇メートル級のものもあるが、一〇メートル級のものが最も多く、横穴式石室から直刀・鉄鏃・勾玉などの副葬品が出土し、埴輪や須恵器も散見している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by