日本歴史地名大系 「大岩郷」の解説
大岩郷
おおいわごう
静岡平野の北部に位置し、西側は
大岩郷
おおいわごう
- 長野県:須坂市
- 大岩郷
中世、須田氏支配の郷で、現須坂市
嘉暦四年(一三二九)の大宮御造栄之目録に「外垣二間 大岩上下」とあるのが初見。諏訪御符礼之古書の文安六年(一四四九)の条に、「大岩、御符之礼三貫三百文、頭役拾貫文、安大夫請取候」とある。また同書享徳三年(一四五四)の条に、「大岩、須田信濃守祐国、御符之礼五貫六百文、頭役十貫文、御教書祝五貫六百」とある。また同書文明九年(一四七七)花会明年御頭足の条に、「宮頭、大岩郷、御符祝五貫六百六十六文、須田信濃守満信、(中略)御教書同、彼大岩来頭にハ須田郷寄子ニ如先例可申候」とあり、この頃須田郷の寄子であることがみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報