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案文 アンブン

7件 の用語解説(案文の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

あん‐ぶん【案文】

[名](スル)案として作った文章。また、その文章を書くこと。あんもん。「案文を練る」「教書を案文する」

あん‐もん【案文】

[名](スル)あんぶん(案文)

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百科事典マイペディアの解説

案文【あんもん】

古文書学用語。文書を布達する場合,文書の控えとして保存する場合,正文(しょうもん)を渡すことができない場合などに作成される文書の写し。文書作成の際の下書き(草案)をさすこともある。
→関連項目口宣案

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世界大百科事典 第2版の解説

あんもん【案文】

古文書学上の用語。案ともいう。文書を作成の順序に従って分けると,(1)草案,(2)正文(しようもん),(3)案文,(4)写しとなる。文書を作成するには,まず草案(草(そう),土代(どだい)ともいう)を作り,それを清書して相手に渡す。これが正文であるが,場合によっては作成者が控えをとっておくことがある。案文とは,主として正文を受け取った人が,いろいろな目的の証拠書類として作成した写しであって,これが狭義の案文である。

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大辞林 第三版の解説

あんぶん【案文】

(文書の)案として書いた文章。

あんもん【案文】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

案文
あんもん

古文書学上の用語。案ともいう。文書の本質的な効力に即してつくられた草案、控え、写しのことである。案文ということばには広狭二義がある。文書を作成するには、まず草案(草稿)をつくり、それを清書して相手方に届ける。これが正文(しょうもん)であるが、受け取った人はいろいろな目的のための証拠書類として正文の写しをつくる。これが狭義の、すなわち厳密な意味の案文である。一方、草案も、発信者側の控え、すなわち証拠書類として用いられる場合もあり、広い意味の案文である。案文のうちで、とくにしかるべき資格のある人が、正文と照合して間違いがないことを確かめ、そのしるしに合点(がってん)を付し、裏にその旨を書いて花押(かおう)を据えたものを正校裏封案文(しょうきょううらふうあんもん)といい、もっとも証拠能力の高いものである。これに対して、文書の効力に直接関係なく、後代になってから参考のため、あるいは学術研究のためにつくられたのが写しであって、案文とは区別される。[上島 有]

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世界大百科事典内の案文の言及

【古文書】より

…相手方に届けられたものを正文(しようもん)という。正文は草稿・控え,さらには次に述べる案文(あんもん)に比べて,形式・内容ともに完備しており,古文書の研究にもっとも重要な資料となる。一方これを受け取った方は,証拠書類としてその写しを作成する。…

【正文】より

…古文書学上の用語。案文(あんもん)に対する言葉で,しかるべき手続を経て作成され,相手方に送られて文書としての機能をはたしたものをいう。したがって正文は案文などに比べて,形式・内容ともに整っており,古文書の研究において最も重要な資料となるものである。…

【紛失状】より

…平安中期,土地私有の発展と土地証文の価値の社会的上昇に対応して,亡失財物の中の紛失文書が特記され,〈謹解申請在地証判事〉などと書き出す解状(げじよう)形式の紛失状が分化発展した。そしての様式が廃れたのち,紛失状の様式は〈立申紛失状事〉などと書き出す申状(もうしじよう)の形式が多くなり,と同時に,内容的に複雑化して亡失書の案文(あんもん)が付記されたり(このことによって紛失状は案書(あんそ)または単に案文といわれる場合もあった),証判が1通の独立した文書(紛失安堵状と称する)となる場合も起きた。ところで,証判者,紛失安堵者は文書紛失にともなう紛争を防止,もしくは調停する力を期待されていた。…

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