大島徹水(読み)オオシマ テッスイ

20世紀日本人名事典 「大島徹水」の解説

大島 徹水
オオシマ テッスイ

昭和期の僧侶(浄土宗),女子教育家 増上寺81代法主。



生年
明治4年3月15日(1871年)

没年
昭和20(1945)年1月24日

出生地
愛知県知多郡大府町

経歴
三河国貞照院戒幢を師として9歳で出家。名古屋市浄土宗愛知支校、東京浄土宗立高等学院、京都浄土宗専門学校などに学び、明治37年浄土宗第五教校教授兼幹事となった。44年京都・北野の浄土律院成等庵の復興のため退職した。大正1年京都の家政女学校主幹、昭和5年同校校長となり、あらゆる収入をその経営に当て、34年間女子教育に尽力した。一方、成等庵復興後、滋賀県金勝の阿弥陀寺安土浄厳院住職から昭和9年東京芝増上寺81代法主となった。政財界、学界、芸術家など多くの人々の尊崇を集めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大島徹水」の解説

大島徹水 おおしま-てっすい

1871-1945 明治-昭和時代前期の僧,教育者
明治4年3月15日生まれ。浄土宗。明治37年浄土宗第五教校の教授兼幹事となり,44年退職し京都成等庵を復興。昭和5年京都の家政女学校校長となる。9年東京芝増上寺法主。昭和20年1月24日死去。75歳。尾張(愛知県)出身。浄土宗専門学院(現仏教大)卒。号は広蓮社清誉真阿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android