共同通信ニュース用語解説 「大川小」の解説
大川小
海岸から約4キロ離れた宮城県石巻市釜谷地区にあり、東日本大震災時、約200メートル離れた北上川をさかのぼった津波が押し寄せた。児童108人のうち70人が死亡、4人が行方不明となり、教職員10人が死亡した。津波浸水予想区域外に立地していたが、児童の遺族が市と県を相手取った訴訟の仙台高裁判決は、津波の到達は予見可能だったと指摘。避難先や経路を定めなかった学校の防災体制の不備を認め、約14億3600万円の損害賠償を命じた。2019年10月に判決が確定すると、文部科学省は全国の教育委員会に防災マニュアルの見直しなどを求める通知を出した。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報