大市墓(読み)おおちのはか

日本歴史地名大系 「大市墓」の解説

大市墓
おおちのはか

[現在地名]桜井市大字箸中

三輪山の西麓に壮大な姿を横たえる前方後円墳で、いわゆる箸中はしなか古墳群の盟主墳。倭迹迹日百襲姫命やまとととひももそひめのみこと墓・はし墓などともいわれる。西南西に向く墳丘の全長二七八メートル、後円部径一五七メートル、高さ二二メートル、前方部幅一二五メートル、高さ一三メートル、周囲に水をたたえた堀をめぐらしていたことは、北側に遺存する溜池や、東側・南側に残る地形から痕跡をたどることができる。

この古墳が箸墓としてとくに著名であるのは次の二つの理由からである。その第一は「日本書紀」崇神天皇一〇年九月九日の条に、大物主神の妻となった倭迹迹日百襲姫は、夫が小蛇であったことに驚き「則ち箸に陰を撞きて薨りましぬ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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