日本歴史地名大系 「大広寺村」の解説 大広寺村だいこうじむら 兵庫県:伊丹市伊丹郷町大広寺村[現在地名]伊丹市宮(みや)ノ前(まえ)一丁目・清水(しみず)一―三丁目伊丹郷町を形成する一五ヵ村の一村。郷町から中山(なかやま)寺(現宝塚市)へ向かう街道に位置する。地名の由来は摂津池田村の大広寺を荒木村重の時代に移転させたことにちなむ。有岡(ありおか)城落城後寺は池田に戻った(「穴織宮拾要記」伊居太神社蔵)。文禄伊丹之図に村名がみえ、寛文九年(一六六九)の伊丹郷町絵図には村はなく、大広寺畠が載る。村高は天和三年(一六八三)頃の摂津国御料私領村高帳では伊丹内大広寺畑として高四〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by