大心院町(読み)だいしんいんちよう

日本歴史地名大系 「大心院町」の解説

大心院町
だいしんいんちよう

上京区新町通寺之内上ル三丁目

南北に通る新町しんまち通の両側町。北は上御霊前かみごりようまえ通。中古京師内外地図には「大心院 細川政元ヤカタアリ」とあり、中昔京師地図にも「細川政元」の区画がある。「上下京町々古書明細記」に天正二〇年(一五九二)四月改として「大心院町」と記す。元禄末期洛中絵図には北側を「大真院上半丁」、南側を「大真院下半丁」とあり、明治二年(一八六九)合併した。

明治維新前、大心院上半町、同下半町ともに上古京上立売親九町組に属した枝町で、前者は二三軒役、後者は二二軒役を負担。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android