大手代(読み)おおてだい

精選版 日本国語大辞典 「大手代」の意味・読み・例文・類語

おお‐てだい おほ‥【大手代】

〘名〙
江戸時代地方(じかた)役人上位の者。郡代代官奉行の下で収税その他の雑務に当たった。
浮世草子・風流曲三味線(1706)四「其あけの日大手代(オホテダイ)勘兵衛外記左衛門、玄甫、其外末社一両人」
② 年配の手代。上位の手代。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第八六「節季の等用春しらせ鳥〈西鶴〉 大手代気力慥に雪解て〈青谷〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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