大手代(読み)おおてだい

精選版 日本国語大辞典 「大手代」の意味・読み・例文・類語

おお‐てだいおほ‥【大手代】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、地方(じかた)役人上位の者。郡代、代官奉行の下で収税その他の雑務に当たった。
    1. [初出の実例]「其あけの日大手代(オホテダイ)勘兵衛、外記、左衛門、玄甫、其外末社一両人」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)四)
  3. 年配の手代。上位の手代。
    1. [初出の実例]「節季の等用春しらせ鳥〈西鶴〉 大手代気力慥に雪解て〈青谷〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第八六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android